RyzenのSEGV問題について
友人がRyzen5を買ってたのと、個人的な興味で気になったので。
初めに
この問題は25週目以降製造のRyzenでは発生しません。
また同じZenアーキテクチャのTHREADRIPPERやEPYCでは発生しません。
(風評被害とかになってもあれなので一応)
事の発端
satoru-takeuchi.hatenablog.com
のブログ様や海外でLinuxKernelなどの大規模プロジェクトをgccでビルドするとSEGV(エラー)で停止する問題が発生するという報告が浮上。
各コミュニティで問題の特定、議論が始まりました。
問題発生初期
といったものが疑われていました。
しかし、ここで問題が発生する全員に共通するのはCPU(Ryzen)でした。
そして、コミュニティはRyzenに問題があるのではないかと仮説を立て研究へ進んでいきました。
AMDの回答~EPYCへ飛び火~
ユーザー達の検証・研究結果を無視し、フォーラムでも無回答を貫いていたAMDでしたが、ここでとある一報で行動を余儀なくされました。
その正体はRedditにて
「EPYC(Zenアーキテクチャのサーバー向けCPU)においても、Ryzenが抱えている問題が同様に発生する」
といった噂でした。
AMDとしては「これから主力製品として販売していくであろうCPUが不良品扱い」ではたまったもんじゃありません。
AMDはEPYCに関する噂を否定するとともに
初期のRyzenに不具合が存在することを認めました。
技術的なお話
実行する命令が40バイトずれて実行されてるのが根本的な問題らしい。
あとは専門用語多すぎてわからん。
感想
いやー数年ぶりのAMDの反撃と聞いてIntelユーザーだけどわくわくしてたので残念だなぁと。
交換対応はよかったけどそこに至るまでの対応は悪いですね。
特に日本では大幅値下げやらですでに印象悪いですからこれは痛いでしょうね。
AMDはLinuxしか問題が発生しないって言ってるけど、Windowsのビルドでも問題が発生したとかいう報告があったので、Ryzen持ってる人はRMA申請したほうがいいと思います。